製造・販売について

製造

製品加工する乾しいたけは全て、組合員が原木栽培した大分産です。加工場では、お客様のニーズに合わせて、家庭用、贈答用、業務用など、様々な乾しいたけ商品を製造しています。
製造加工は、選別、計量、袋詰め、検査の順に行います。

品質管理

安全・安心な乾しいたけをお客様にお届けすることは、食品の製造加工に携わる私たちの使命です。
原材料は品質を保つために全て、低温倉庫で保管します。また、製造環境及びスタッフの衛生管理にも積極的に取り組んでいます。

加工の流れ

加工場:作業風景

放射への取組

平成23年3月11日に発生した東日本大震災にともなう原発事故直後から、取り扱う乾しいたけの安全性を裏付けるために「商品安全室」を設置し、放射能測定機器(シンチレーション・サーベイメータ)を導入しました。そして、入札前にサンプルを無作為に抽出して放射線量を測定し、その結果をこのホームペー ジ上で公表しました。

さらに平成25年5月からは、より信頼性を高めるために第三者機関(大分県薬剤師会検査センター)へ依頼して精度の高い測定(ゲルマニウム半導体検出)を実施しています。測定方法は毎回(月3回)の入札会で県下5地区(中央、県南、竹田、久大、国東の各支部管内)の乾しいたけから無作為にサンプルを抽出して、国の基準値である1kg当たり100ベクレル(一般食品)より厳しい1kg当たり10ベクレル以下を自主基準に設定しています。
平成30年1月からは第三者機関の検査のみに絞り込んで実施しています。

なお、栽培に使用するしいたけ原木については、県内生産者が必要とする量を遙かに上回る資源量が県内にあり、県外から購入することはありません。また、大分県は福島原発から遠いこと、日本の気流や海流の移動は概ね西から東へと移動すること、7年が経過して放射能の汚染区域も縮小していることを考慮すれば、大分県への影響はないと考えられます。しかし、安全・安心のために今後もこの検査を継続してまいります。

検査

袋詰め工程では、品柄、形状、大きさなどに細かく選別した後、目的に合わせて重量を計測し、目視で異物が混入していないかを確認しながら、すべてヒトの手で袋詰めを行います。そして、密封をした後に金属探知機で再度、異物検査を行っています。

売所

組合本部の道向かいにある流通センターの一角に直売所があります。わずかなスペースですが、贈答用や自家用の乾しいたけ、きのこカレーや椎茸醤油などの加工品を展示販売しています。通常のお店では買えない特用や特売品もここでは販売しています。発送も承っておりますので、お気軽にお立ち寄り下さい。

直販所 外観

直販所 内部

海外

椎茸農協年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度
輸出キロ数 369kg 875kg 1,332kg 1,720kg 2,147kg 6,900kg

昭和10年頃から平成2年まで、東南アジアを中心に多い年は241トンを輸出しましたが、その後は途絶えていました。当組合の玄関には今でも昭和43年及び44年に当時の通商産業大臣から「輸出貢献企業」として表彰されたことを示す表札が飾られています。平成20年からは、国内消費量の減少対策と海外の和食ブームにより、再び海外輸出に取り組んでいます。最近は、平成26年世界最大級の食品見本市SIAL(パリ)、平成27年イタリアミラノ万博を始め、世界各地のイベントや商談会に参加して、乾しいたけのPRに努めています。その結果、現在は東南アジア、EU圏、アメリカなど世界十数カ国に約7トン(平成29年度)の乾しいたけを輸出しています。

トレーサビリティステム

大分乾しいたけトレーサビリティシステムは、「大分県産」と表示して販売されている乾しいたけ製品が、確かに大分県内で生産された乾しいたけであることを証明する仕組みです。
このシステムは、行政及び乾しいたけ関係者等で構成された「大分乾しいたけトレーサビリティ協議会」が運営しています。生産及び流通履歴から大分県産と認定された乾しいたけ製品には、「大分しいたけシンボルマーク」が貼付されています。

また、製品の一つ一つに固有のシリアル番号が印字されており、履歴をたどることができます。当組合は、協議会発足時に参加業者第1号として認定されています。

有機AS

有機JASは、農林物資の規格化等に関する法律(JAS法)に基づいて、「有機JAS規格」に適合した生産が行われていることを、国が指定した第三者機関が検査し、認定した事業者に「有機JASマーク」の使用を認める制度です。

有機JAS規格に認定された乾しいたけは、化学的に合成された肥料及び農薬を使用せず、生産に由来する環境への負荷もできる限り低減した栽培管理方法で生産しています。当組合が扱う乾しいたけはすべて同様の栽培方法で行われていますが、有機JAS認定製品は規格に基づいた栽培記録があり、その内容について第三者の認証がなされている点が両者の違いです。

当組合では、主旨に賛同した組合員が有機農産物の認証を受けて生産を行っています。また、組合の直販課(加工製造)も有機加工品の有機JAS認定を受けており、ニーズに応じて有機JAS製品を出荷しています。

近年、海外ではオーガニック製品の需要が高まっています。例えば、EU圏ではオーガニック製品(ユーロリーフ)の認証制度があり、日本の有機JAS制度と互換性があることから、当組合の有機JAS製品もそうしたニーズに応えてイギリスやベルギー、オーストラリアなど7ヶ国(平成29年度)に輸出しています。